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タイガースアイ・ホークスアイ


Tiger's-eye Hawk's-eye
名称 タイガースアイ・ホークスアイ
硬度
結晶系 六方晶系
比重 2.65
黄金褐色 青 青黒

タイガーズアイ

タイガーズアイは、絹糸光沢の黄金褐色の美しい石で、しかも正しいカボッションにカットしたときに山高部にシャトヤンシー(キャッツアイ効果)が現れることから、よくキャッツアイと対照される。
タイガーズアイのシャトヤンシーは、石英中に含まれている石綿の繊維状組織によるもので、この繊維が平行に層状に走っているために光が内部反射して、組織に直角の方向に線条が現れる。一方、キャッツアイのシャトヤンシーは、チューブ・インクルージョンによるもので、タイガーズアイとは効果を出す組織が異なり、光の反射効果にも差がある。
猫眼に対して虎眼と呼び、この石を虎眼石ともいう。
タイガーズアイの特徴でもある絹糸光沢の黄金褐色は、石を動かすと、それにつれて黄金の帯と褐色の帯の色が逆になる。この帯が交互に並んで模様を作っている。
タイガーズアイは珪化石綿で、美しい黄金褐色は水酸化鉄(褐鉄鉱)による色である。

ホークスアイ

タイガーズアイの青い石をホークスアイと呼んでいる。ブルー・タイガーズアイともいい、日本名は青虎眼石。
タイガーズアイを生成している珪化石綿は青石綿が石英化したもので、褐鉄鉱で黄金褐色に着色されているが、もとの青石綿の青色が残ったものがホークスアイである。なかにはこの青色と黄褐色の二色の縞目を持つ石もあり、「ゼブラ」「混とら」と呼んでいる。

別の色を持つ虎眼石

タイガーズアイ、ホークスアイなどの他に比較的よく見かけるものに赤褐色の赤虎眼石がある。これは黄金褐色の虎眼石を熱処理したもので、加熱すると褐鉄鉱が赤鉄鉱に変化して赤褐色を示す。
また、クリソべリル・キャッツアイによく似た淡黄色や淡灰色のタイガーズアイは、酸で処理して脱色したものである。
さらに、この脱色処理を施した石を染色して、赤、黒、緑、青、紫などの虎眼石が作られているが、染料で染めているために脱色しやすい。

タイガーズアイの唯一の産地

タイガーズアイはそのほとんどが南アフリカのグリークワランド産のもので、ここではかなりの量を産出する。シャトヤンシーを現す宝石でありながら、多量に産出することもあって価格が安いのが特徴である。


 
 参考文献
(株)講談社「宝石宝飾事典」
 柏書店松原(株)「宝石・貴金属大事典」
 中央宝石研究所パンフレット
 情報・宝石画像提供 ジュエルクライム

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