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シトリン





1883年、アメシストを加熱することで色調が黄色に変化する現象がブラジルで発見されて、それまでも一部で得られていた茶色の深い天然シトリンではなく、鮮やかな黄色のシトリンを安定して作り出すことに成功しました。
これは一般的な加熱処理(エンハンスメント)として、今では多くの宝石で行われています。
しかし、シトリンが南アメリカ大陸から供給されたことと、その色調がイエロートパーズ(インペリアル)と似ていた為、シトリンは長らく、そして現代においても『ゴールデントパーズ』、または『シトリントパーズ』として世界的な誤解を生み出しました。
実際のところ、シトリンとトパーズは全く異なっている宝石です。
『レモンシトリン』は黄色に微かな緑色が入っている色相で、日本では『レモンクォーツ(シトリン)』とされるのですが、海外では緑色を評価して『プラシオライト』と呼ばれる状況で、世界的に名称が一致しない宝石です。
『サルファクォーツ』という加熱処理を行わないレモンクォーツもありますが、これは宝石として見つけることはできない硫黄成分を含むクォーツです。



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 参考文献
 (株)講談社「宝石宝飾事典」
 柏書店松原(株)「宝石・貴金属大事典」
 中央宝石研究所パンフレット
 情報・宝石画像提供 ジュエルクライム