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アクアマリン


Aquamarine
名称 アクアマリン 藍玉
硬度 7.5〜8
結晶系 六方結晶
比重 2.70
淡青色

透明な美しい海水青色の宝石

アクアマリンはエメラルドと同じべリル鉱物である。アクアマリンのアクアaquaは「水」マリンmarineは「海」を表すラテン語からきている。アクアマリンはその名のように、きらきら輝く海水の色を持つ美しい石である。
この輝き(ガラス状光沢)を持つアクアマリンの美しい色を保つには、かなりの大きさを必要とし、ごく薄い石では無色に見えてしまう。サファイアのような濃い青色はない。
アクアマリンの青色は鉄分によるもので、このほか黄色味を帯びたものや、緑色〈酸化クロムによる緑色ではなく、鉄分による〉を帯びたものがある。これらの石は四〇〇〜四五〇度の熱で処理することで、あの美しい海水青色にすることができ、いったん青色になったものは変色しない。一般に出まわっている石には、この熱処理によるものが多い。

無キズで大きな石が特徴の宝石

同じべリルのエメラルドとアクアマリンはその特徴を対照されることが多い。エメラルドにはキズ(内包されたひびやキズ)のない石はほとんどないに等しいのに対して、アクアマリンはほとんど無キズで、しかもかなり大きな結晶で産出する。産地もこの両者は一致しない。
アクアマリンは六方晶系の比較的大きな結晶であるが、上下軸に直角の方向に勢開性があり、この方向に欠けやすい。また複屈折性〈エメラルドの項参照)を持ち、はっきりした二色性—無色と青色を示すため、方向によっては、青色ではなく無色に見える。
アクアマリンはチューブ・インクルージョンが発達しやすく、それが密である場合は、シャトヤンシーが現れる。アクアマリン・キャッツアイである。

プラジル産が多いアクアマリン

アクアマリンは、エメラルドと同様にプラジル産が最も多量であるが、地域としては全く別のミナス・ジェライス州が一大産地である。ここでは243ポンドという大きな原石が採掘されており、アクアマリンはブラジルのシンボルの石となっている。
そのほかに、宝石の宝庫でもあるウラル山脈中、南西アフリカ、インド、ビルマ、マダガスカル、アメリカで産・出する。

美しい『夏の宝石』を還ぶには

「夏の宝石」「夜の宝石」といわれるアクアマリンは①透明でキズがない、②ボリューム、特に厚みがある、③青さと輝きが強い、の三点が美しい石を選ぶポイントになる。

 
 参考文献
(株)講談社「宝石宝飾事典」
 柏書店松原(株)「宝石・貴金属大事典」
 中央宝石研究所パンフレット
 情報・宝石画像提供 ジュエルクライム

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